私たち人間の体の構造は、数百万年前に出来たといわれています。その頃の人々はきっと、食べるための想像を超える運動量の毎日だったのでしょうね。それをこなすため、二足歩行や発達した脳など「人間」ができました。
ここ50年ほどの間で、生活環境は大きく変わり、私たちの暮らしはとても便利になりました。
車社会が出来上がり、電気製品の発達のおかげで家事労働は軽減され、仕事においても目覚しい機械化がすすみ、体を大きく使う必要がなくなりつつあります。
インターネット普及のおかげで、動かなくても人とつながることもできるしショッピングなども楽しいですよね。
「便利」とか「楽しい」とか、昔にはないことを味わっている分、体は使われないために衰退しやすくなっています。
運動不足であることは、数百万年前に完成した人間の体にとって辛いことなのです。
でも、私たちは現代を生きています。太古の昔にはなかった困難に向き合い、目の前の壁を見つけては乗り越えています。それは一人一人違うものです。
ぽかりには、セラピストがいます。セラピストとは治療士・療法士という意味で、人を癒し苦痛を改善する人のことです。
一人の人間が辛い状態から抜け出すためには、私たちセラピストは、「この人に向き合うこと」が必要です。この人には「こちらを向いていただくこと」が必要です。お互いの協力が要りますね。そのために必要なものがすべて用意されているのがぽかりです。
変わらない自分のカラーを持ち続けるのではなく、目の前のこの人のために必要な色になれる。それができるセラピストでありたいと思います。
歴史あるあなたの体に、あなたにしかもてない心が順調に宿りますように。